・YouTubeの再生数を上げたい人
・視聴者をもっと引き付ける動画にしたい人
・YouTube台本の作り方を知りたい人
いきなりですが、こんな悩みを抱えていませんか?
「YouTubeを始めてみたけど、なかなか再生されない…」
「話がまとまらず、うまく話せていない気がする…」
「せっかく動画を作ったのに、あまり見てもらえない…」
勢いでYouTubeを始めて、とりあえず動画を投稿してみたはいいけど、なかなか結果が出ないという方は多いと思います。
サムネイルを変えたり、タイトルを工夫してみたり、
それでも視聴率が伸びない。。。
今この記事を読んでいるあなたは、様々な試行錯誤をした後、どこかで聞いた「台本を書くと良い」という声を頼りに検索し、ここに辿りついたのではないでしょうか?
そう!この記事では、YouTubeの再生数を上げる「台本」の書き方、秘訣について解説します。
「台本」と聞くとドラマや映画の世界でしか聞いたことがない!難しそう。と思う方もいますが、難しく考える必要はありません。
たった5つのポイントをおさえるだけで、あなたの動画はぐっと見やすくなり、視聴者の満足度を上げれるようになるでしょう!
さらには、再生数、視聴率UPも狙えます!
YouTubeを始めたばかりの方でも、すぐに実践できる台本の作り方とYouTube動画の構成についてわかりやすくご紹介していきますので、ぜひ、最後までご覧ください。
そもそもYouTubeに台本はなぜ必要?
そもそもYouTube動画を撮影する際に、なぜ台本が必要なのでしょうか?
「話す内容は頭に入っているし、自然な流れで話した方がいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、台本があることで、伝えたい情報を分かりやすく、視聴者にしっかりと届けることができ、クオリティの高い動画に仕上がります。
特にチャンネルを成長させたい場合や、視聴者の視聴維持率を高めたい場合、台本はとても有効なツールです。
まずは、台本を作ることで得られる6つのメリットをご紹介します。
①見やすく、わかりやすい動画が作れる
台本を作る最大のメリットは、内容を整理して見やすい動画を作れることです。
視聴者は動画を見ていて、何を話しているのか分かりにくい内容や見にくい構成だと、すぐに見るのを辞めてしまいます。
あなたもYouTubeで何か情報を得る時に、結局何が言いたいのか、何の話をしていたのか、と感じたことはないでしょうか。
台本を事前に作ることで、伝えたいポイントを明確にし、整理することができます。
結果、動画の流れがスムーズになり、視聴者は話の内容を追いやすくなるんです。
特に初心者の方は、話す内容が多すぎたり、要点がぼやけてしまうことがよくありますが、台本を使うことで、重要なポイントに集中することができ、効果的にメッセージを伝えられるようになります。
②撮影時間を短縮し、編集しやすくなる
台本を用意することで、撮影時間を大幅に短縮できます!
撮影中に何を話すか迷ったり、言葉を探す時間が減るので、効率的に進めることが可能です。さらに、台本があれば話す内容が整理されるため、撮り直しも少なくて済み、スムーズに撮影が進むでしょう。
編集の段階でも、台本があることで内容の流れがはっきりし、どの部分をカットしたり調整するべきかが一目でわかります。
これにより、より多くの時間を他の動画制作に使えるようになり、最終的にはチャンネル全体のクオリティが向上しますよ!
台本を書くの時点でSE(効果音)やテロップの指示まで記入すると編集が楽になります!
③視聴維持率が上がる
YouTubeでは、視聴維持率が長いと良い動画だと判断されるため、動画を最後まで見てくれる人を増やす必要があります。
視聴者が動画を最後まで見るかどうかは、その内容の面白さやわかりやすさに大きく影響されますが、台本を用意することで、話が無駄に長くなったり、内容が脱線するのを防げるため、視聴者を飽きさせない工夫ができます。
特に、視聴者は動画の最初の数秒で興味を持つかどうかを決めることが多いです。
そこで、強力なフックや興味を引くオープニングを考え、視聴者を引き込むことができ離脱を防げます。また、台本に沿って要点をしっかり押さえ、必要な情報を順序よく伝えれば、視聴者が最後まで視聴してくれるので視聴維持率UPに!
この結果、視聴維持率が向上し、YouTubeのアルゴリズムにも好影響を与えることで、さらに多くの人におすすめされ、動画を見てもらえるチャンスが増えるという流れです。
④内容の分析・振り返りに便利
台本があると、自分の動画の内容を後で振り返るときにも非常に便利です。
・どのトピックを扱ったのか
・どのポイントが良かったのか
・改善すべき点は何か
を簡単に把握できます。
台本を基に振り返ることで、視聴者からのフィードバックを効果的に取り入れたり、次回の動画で何を強化すべきかを見つけやすくなります。
また、自分自身の成長を確認できることで、自信を持って次の動画作成に取り組むモチベーションにもつながります。
⑤統一感のあるメッセージを発信できる
台本を使用することで、動画全体に統一感のあるメッセージを発信することができます。
視聴者は、一貫性のある内容に対して安心感を覚え、信頼性を感じることが多いです。
特に、視聴者が求めている情報や楽しみたい内容が一貫していると、チャンネルのファン増加のも繋がります。
ここにテキストを入力台本を作成することで、
・どのように話を展開するか
・どのポイントを強調すべきかが明確になる
→話が散漫になることを防ぐ。
視聴者との信頼関係を築くことは重要ですので、台本を通じて一貫性のあるメッセージを発信することを心がけましょう。
⑥緊張や言葉が詰まるのを和らげる
いきなりカメラの前に立つと、緊張して何を話すか不安になったり、言葉が詰まったりすることはよくありますよね。
しかし、台本があることで事前に準備ができ、安心して撮影に望めます。何を話すかが明確になるので、緊張を和らげて、自然に話すことが可能です。
また、言葉が詰まることも少なくなるため、視聴者にとっても心地よく視聴を続けられるでしょう。
さらに、台本があることで話し方や声のトーンも意識しやすくなり、全体的により自信を持って話せるようになります。
YouTubeの台本を作る前に、、、
キーワード選定をする
台本を作る前に、まず「どんな動画にするのか」「どの視聴者層に向けた内容なのか」を明確にしながら、それに沿ってキーワードを選定しましょう。
動画にあれこれ詰め込みすぎると内容が伝わりにくくなるので、キーワードは一つか二つに絞るのがポイントです。
次に、そのキーワードの検索ボリュームを調べ、視聴者から求められているトピックかどうかを確認します。
ただし、検索ボリュームが高すぎるキーワードは競争も激しくなるため、上位に表示されるのが難しくなる可能性があります。
そのため、「メインキーワード + 関連キーワード」の組み合わせで、適度なボリュームのものを狙うと良いでしょう。
例えば、「YouTube + 始め方」のように少し絞り込んでみてください。
検索には以下の3つの方法で試してみましょう!
- YouTube検索窓やGoogle検索をしてみる
- YouTube「アナリティクス」で分析する(無料)
- キーワードツールを使用する
自分が伝えたい情報が視聴者の需要に合っているか、事前にしっかりと調査しておくことで、見てもらえる動画作りに繋がります。
キーワード選定について詳しくは下記の記事もご覧ください。
ターゲット・テーマを明確にする
誰が見るのか、誰に届けたいのかを明確にしてターゲットを絞りましょう。
また、どんな内容の動画にするのか動画全体の「テーマ」を決めることも重要です。
ターゲットとは「誰に向けた動画なのか」を決めることで、視聴者の年齢層や関心ごと、知識レベルを具体的にイメージすると、視聴者の求める内容に合わせやすくなります。
また、テーマを絞り込むことで、伝えたい情報が明確になり、視聴者が理解しやすく、最後まで見てもらえる動画を作る土台ができます。
「コンセプト・ターゲット設計」について詳しくは下記の記事をご覧ください。
シナリオ配分を意識する
YouTubeで視聴者を引きつけ、最後まで見てもらうためには、動画のシナリオ配分がとても重要です。
台本の内容がどれだけ優れていても、話の流れが乱れていたり、情報が多すぎたりすると視聴者は途中で離脱してしまう可能性があります。
そのため、動画の構成をしっかりと練り、どの部分にどれだけの時間を割くかを考えることが、質の高いコンテンツを提供する上で欠かせません。
各セクションに適切な時間を配分し、興味を持たせる工夫をすることで、視聴者の関心を引き続け、満足度の高い動画作りを目指すことができます。
動画全体の時間配分は以下を参考にしてみてください!
挨拶・導入:30% 本題・まとめ:60% エンディング:10%
注意)挨拶・導入エンディングはできるだけ短く
・導入長くても3分
例)10分の場合→冒頭3分・本題6分・エンディング1分
【本題】YouTube台本の作り方と基本構成
①挨拶:長すぎず簡潔に一言で!
まず動画の最初では、一言、テーマ、名前などを簡潔に伝えましょう!
最初の15秒以内で視聴者の心を掴むのがポイントです。
動画の要約や、視聴者が知りたいと思っている内容を簡潔に伝え、「最後まで見たい」と思わせる工夫をします。
視聴者の興味を引くキャッチフレーズや、動画の内容の一部を予告(ダイジェスト)として見せるのも効果的です。
②導入:なるべく人を惹きつける【重要】
ここでは、さらに人惹きつけて、動画の内容を簡潔に伝えることが重要です。
視聴者が「自分のためになる」と感じる部分を早めに伝え、動画で解決する問題や、視聴者が抱える悩みを共有し、「なぜこの動画が役に立つのか」を説明することで、共感を得やすくなります。
1つここで、多くのYouTube動画で使われる人を惹きつける型をご紹介します。
それが、「PASTOR(パスター)フォーミュラ」というものです。
- P:問題(Problem):視聴者の課題や問題を提示する
- A:拡大(Amplify):問題を解決しないとどうなるかを強調
- S:解決(Story):共感を引き出すためのエピソードや例を出す
- T:証言(Transformation):問題が解決した状態を示す/その問題を解決できると証言
- O:提供(Offer):解決策やオファーを提示
- R:回答(Response):行動を促す(次のステップを示す)
「PASTORフォーミュラ」について詳しくは下記の記事をご覧ください。
③本編:視聴者に分かりやすく説明
ここが動画の核となる部分です。
ポイントは、情報を段階的に整理して伝えること。
1つの内容が長すぎると視聴者が飽きやすいため、小見出しやサブトピックで構成を分けると見やすくなります。また、視覚的なエフェクトやイラスト、テキストを使うことで、より理解しやすい動画になるので工夫してみてください。
話し方のポイントとしては、しゃべりすぎず、喋らなすぎず、丁度よいボリュームで!というのが答えになりますが、難しいですよね。。。
そこで、この本編部分で使える話し方のコツをお伝えします。
それが、「PREPの法則」を使うことです。
PREP法とは
①結論→②理由→③具体例→④結論の4つの要素で構成される文章術です。
- Point(結論):まず最初に結論を簡潔に述べ、相手に方向性を示します。
- Reason(理由):結論を支える理由を述べ、主張を明確にします。
- Example(具体例):具体的な例を挙げ、説得力を高めます。
- Point(結論の再提示):最後にもう一度結論をまとめて述べ、印象を強める。
この流れを使うことで、簡潔で分かりやすい構成が作れます。
「PREPの法則」について詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
視聴者が常に何の話をしてるのか分かった状態で話を進める!
・視聴者に「?」を生ませない
・考えるのが嫌だからYouTubeを見てる
④まとめ:何について話したかを再提示する
本編を終えた後は、重要なポイントや結論をまとめます。
「視聴者がこの動画で得られる成果」を最後に再確認することで、内容が記憶に残りやすくなります。解決策や行動ポイントをシンプルに提示し、「やってみよう」と思える内容にしましょう。
概要を再度伝えることで、話がまとまり満足度がUPします!
⑤エンディング:行動を呼びかける
最後に動画を見てくれた視聴者に感謝し、このあと視聴者にどんな行動を起こして欲しいのかを提示します。
例えば、チャンネル登録、購入、リンク先に飛んで欲しい、高評価(いいねボタン)を得たい、公式ライン、メルマガ、HPや他の動画への誘導などを軽く促します。
最近は、公式ラインや他のリンクへの誘導を最後だけではなく、途中に挟むことも多いです→最後まで視聴しないことも多いから。
また、最後に「次回も楽しみに!」といった言葉で締めくくると次回の動画への期待感も高まるでしょう!
次の動画の予告を数秒流すのも効果的です!
初心者はまず人気動画を調査
チャンネルを立ち上げたばかりの頃は、どんな内容が視聴者に響くのか手探り状態になることも多いです。
そこで、まずは自分が作ろうとしているジャンルやキーワードで、人気のある動画をリサーチしてみましょう。
再生回数やチャンネル登録者数が多い動画は視聴者の関心を集めているため、話の流れや言い回しに参考になる点が多く含まれています。
人気動画かどうかは、再生回数やチャンネル登録者数を基に判断すると分かりやすいです。
視聴者がどのような構成を好むのか、どんな話し方が効果的なのかを分析することで、自分の台本に必要な要素を見つけることができます。また、最初に考えていた内容以外にも新しい要素を見つけることができるかもしれません。
視聴者に伝えたい情報を分かりやすく整理し、効果的な動画作りを目指しましょう!
編集のメモを書いておく
台本には、映像や音声の編集に関するメモを入れておくと便利です。
例えば、「ここでテロップを入れる」「この部分はテンポを上げる」「BGMをフェードインさせる」「画像を差し込む」など、編集の指示を台本に記載しておくと、実際の編集作業がスムーズに進みます。
視聴者に分かりやすく、飽きずに最後まで見てもらえる動画を目指すためにも、編集の意図を盛り込んだメモを記載しておきましょう!
テンプレートを作る
毎回ゼロから台本を書くのは大変なので、基本的なテンプレートを作成しておくと効率が上がります。
例えば、導入部分で視聴者の興味を引き、メイン内容で具体的な情報やアクションを伝え、最後にまとめと次のアクションを促す、という流れをテンプレート化しておくと、台本作りがスピーディになるでしょう。
また、同じ構成で複数の動画を制作すると、視聴者が内容に慣れやすく、チャンネルの一貫性も保てます。
短い時間でより多くの動画制作をするためにも、決まった型をテンプレート化するようにしましょう!
まとめ
①挨拶:長すぎず簡潔に一言で!
②導入:なるべく人を惹きつける【重要】
③本編:視聴者に分かりやすく説明
④まとめ:何について話したかを再提示する
⑤エンディング:行動を呼びかける
この記事では、視聴者を引き付けるためのYouTube台本の書き方について詳しく解説しました。
台本を準備し、上手く活用することで、ただの「動画」から「また見たい」「もっと知りたい」と思われる魅力的なコンテンツへと進化させることができます。
再生数を伸ばすためには、内容の質や見やすさを高めるだけでなく、視聴者が最後まで飽きずに楽しめる構成が重要です。
この記事で紹介したポイントをもとに、自分のチャンネルの強みを活かしつつ、魅力を最大限に引き出す動画作りに挑戦してみてください。
視聴者とのつながりが深まり、ファンが増えていくことで、あなたのYouTubeチャンネルが次のステージへと成長することを願っています!