・ブログの方向性が決まらない人
・どうやって決めたらいいのかわからない人
・初心者でもわかりやすい方法を知りたい人
この記事では、「ブログをこれから始める初心者」に向け、「コンセプト設計」について解説していきます!
「コンセプト」は、なんとなく聞いたことある方も多いかと思いますが、何か商品やサービスを作ったりする時でも必要な作業になります。
これから、情報を発信していくことになるブロガーさんにも、もちろん必須の作業で、自分のメディアがどんなコンセプトで成り立っているのかは読者に知ってもらう必要があります。
まずは、ブログサイトにおける「コンセプトについて」からお話していきます。
コンセプトってなに?
ブログを始める前にまず最初に考えるべきことが「コンセプト」です。
コンセプトとは、ブログのテーマや目的を明確にすることです。
例えば、旅行ブログなら「世界中の美しい景色を紹介する」や、
ファッションブログなら「最新のトレンドを分かりやすく解説する」など。
簡単にいうと、自分のブログサイトをどんな内容で発信していくかを決めるということです。
コンセプトがはっきりしていると、記事を書くときの方向性がブレず、読者も何を期待してブログを読むべきか分かりやすくなります。
なぜブログにコンセプトが必要なのか?
ブログにコンセプトが必要な理由は、読者にとって分かりやすく、一貫性のある内容を提供するためです。
コンセプトがないと、書く内容がバラバラになり、読者は何を期待してブログを読めばいいのか分かりません。
例えば、旅行記事の中に急に料理のレシピが入ってくると、読者は混乱してしまいます。
コンセプトが明確だと、読者は一貫した情報を得られるので、信頼感が生まれ、「このブログは○○についての情報が得られる」と認識し、リピート、ファンとなってくれます。
失敗しないためには、まずはコンセプトを明確にし、一貫した内容を提供することが重要です!
それでは、実際にどうやってコンセプトを決めていくのか、考え方を解説していきます。
「誰にどのようにどんな未来を届けるのか」を意識!
ブログはあくまで、「読者の悩みを解決するもの」です。
もちろん日々の日記をつける感覚で行なうものや、雑記ブログもありますが、ここではもっと専門的な内容を発信するブログを作る方法を解説していきます。
より読者の悩みを解決に導く、価値のあるブログを作ることが重要です!
①「誰に」: ターゲット・ペルソナを決める
まずは、ブログをどんな人に読んで欲しいのかを決めましょう!
◉ターゲット設定:年齢などを少し幅を持って設定する(目安10歳幅)
◉ペルソナ設定:ターゲットのドンピシャど真ん中の個人の設定をする。
=自分が役に立ちたい理想的な人物像
ペルソナ設定では、より具体的に考えることが重要です!
その人に届けたい!という人物像を考えましょう!
①年齢:ピンポイントの年齢を決める
②性別
③職業:会社員とかではなく業種や役職まで決めてもOK
④年収・貯金
⑤結婚の有無:結婚願望の有無までも考えると良い
⑥子供の有無:欲しい人数やその理由などもあるなら書く
⑦恋人の有無:願望でも良い
⑧性格:より細かく考える
⑨趣味:特定の趣味が無ければ休日の過ごし方など
⑩生い立ち:過去のネガティブ要因や家庭の教育方針なども入れてみるのも◎
⑪将来の目標:このペルソナが実現したい目標
⑫現在抱えてる悩み100個
ここで特に重要で、ぼく自身も時間がかかった部分があります。
それが⑫の「現在抱えてる悩みを100個」考えるという項目。
これは、悩みをジャンルごとに分けると考えやすいです!
「仕事」「お金」「恋愛」「人間関係」「健康」「趣味」など。
とにかく明確にしていくことでペルソナ像がよりはっきりしてきます。
さらに!
この悩みを今後ブログの記事ネタとして使っていくことができるので、ぜひ100個、いやそれ以上考えていきましょう!
②「どのように」: どんな手段で行なうのか
では、次に「どのように」:どんな方法で読者の悩みを解決するのか?を考えていきます。
例えば、当ブログのコンセプトは、
「スキルゼロのアラサー会社員がWEBマーケティングを学んで場所に縛られないノマド生活を目指すブログ」
となっていますが、
ここでの、「どのように」は「WEBマーケティングを学んで」という部分になります。
どんな手段で読者の理想とする未来につれていくのかを明確にします。
③「どんな未来を届けるのか」: 提供価値
最後に、「どんな未来を届けるのか」を考えます。
①で決めたペルソナの理想とする未来はどんな未来なのかを参考に考えていきましょう!
このブログでいうと、「場所に縛られない夢のノマド生活」という部分にあたります。
会社員がWEBを学んで自由な生活を目指す
このコンセプトだと抽象的過ぎて、
自由な生活とは何なのか?
会社員でも色んな会社員がいて、年齢層も分からないという印象になります。
なので、より具体的に言語化し、読者に「自分のことだ!」と思ってもらえるコンセプトにすることが重要です!
決めたコンセプトが需要はあるのか確認する方法
上記で決めたコンセプトが実際に世の中の人が求めてるコンセプトなのかをリサーチしていきます。
現代では沢山のブログが存在するので、同じような発信をしている人がいるかと思います。例えば、料理系のブログや美容系などは個人でやってる方も多いですよね。
下記では、数字として目で見て分かるリサーチ方法をご紹介します。
①YouTubeでのリサーチ
YouTubeの検索から、あなたの決めたコンセプトをキーワードで検索してみてください。
僕のブログであれば「ノマド生活」や「WEBマーケティング」など。
出てきた動画の人気動画の投稿者を見ていきどれくらいの人がチャンネル登録してるのか、どれくらいの再生数があるのかを見ていき、需要度を判断します。
また、他にも同じような内容で発信してる人がどれくらいいるのか、どんな内容の発信をしていて、どの動画内容が人気があるのかを見ておくことで記事内容の参考にもなります。
・投稿者の登録者数
・人気動画の再生数
・どんな内容を発信してるか
・どんな内容が人気(求められてる)のか
・同じような内容を発信してる人がどれくらいいるのか
②検索ボリューム
検索ボリュームとは、特定のキーワードやフレーズが、インターネットの検索エンジンでどれくらいの頻度で検索されているかを示す指標のことです。
初心者の方が簡単にできるリサーチ方法として、Googleのキーワードプランナーを使ってどれくらいの人がそのワードで検索してるかで知ることができます。
似てる単語、例えば「ノマド生活」と「ノマドワーカー」など近しい言葉でもぜひ検索してみてください。
そうすると、どの言葉を使った方がアクセスがされやすいかも分かってきます。
これは、記事のタイトルや内容を考えるときにも活躍する方法です。
③SNSでのリサーチ
例えば、Instagramの検索窓から「ノマド生活」や「WEBマーケティング」などを検索し、ハッシュタグの数や人気投稿者のフォロワー数、投稿のイイね数などを見て判断する方法です。
YouTube検索で行なったように、投稿内容や人気投稿内容も見ていくと、自分が発信していく内容も決めやすいかと思います。
リサーチ結果をもとに再考する
需要はありそうだが数が多すぎる
リサーチした結果、沢山のコンテンツがあり需要はありそうだが数が多すぎると感じる時があります。
例えば、「美容」や「ゲーム」「ファッション」など大きいくくりで見ていくとかなりの検索結果がでてきます。
その中で同じコンセプトで発信してるサイトが多い場合には競合が多いことになります。
その場合、コンセプト設計時にもお伝えしたように、より具体的なコンセプトに設計し直す必要があります。
また、検索した時に企業のサイトやブログが上位表示され、同じコンセプトで発信してる場合は、戦うには大変すぎると判断することもできます。
その場合も、より具体的なコンセプトに変えてみてリサーチし直す。
需要はあり他とは被らないコンセプトでオリジナリティも少し含めることでより独自のコンテンツが発信でき、他との差別化ができることでしょう。
需要がない場合
あまりそのキーワードで検索結果が出てこなかったり、そもそも検索ボリュームも少ない印象であればそもそも需要がない場合が多いです。
その場合は、コンセプト自体を変更する必要があります。
ターゲットやペルソナの幅を狭め過ぎていたり、コンセプトがマニアックすぎる場合もあるので、そこをもう一度見直すことも検討してみましょう。
あなたの敵はゲームやネトフリです
コンセプトができたら、いよいよ記事を書いていき、どんどん更新していきましょう!
情報やコンテンツが飽和し、AIの発展も加速している2024年現代では、あなたが発信するブログの敵は無数に存在します。
より多くの読者がサイトに時間を費やしてくれるかを工夫するためにもコンセプトを明確にし、届けたいという強い想いと、読者の悩みをより簡単でより早く解決できる内容でないとすぐに離脱されてしまいます。
また、他にはないあなただけが発信できる経験や体験を交えることで、よりオリジナル性が溢れファン化されやすいコンテンツになります。
この、「あなたの経験や体験を発信すること」こそがこれからの時代では、より求められるものになっていくと言われています。
ぜひ、今回お話したことを参考にブログの「コンセプト」じっくり考えてみてください!
今回考えた「コンセプト」をもとに記事を書いてみると、より読者にどんなブログなのか伝わりやすいかと思います。